Pants!の謎
とにかく明るい安村さんが英国の有名なタレントショーで大喝采を受けましたね。(クリック)
安心してください。はいてますよ。
“Don’t worry! I’m wearing!”
という決めゼリフの英訳もピタッとハマって「なるほど、こんな簡単に英訳できる」と思いましたね。
でも彼がそういうたびに審査員が“Pants!”と叫んでいたのはなぜでしょう??
そこにはこんな理由があったとか。
I’m wearing.では英文として不完全だったからだそうです。
例えば、I have.といったらおかしいですよね。I have a son.とかなにか目的語がないと成立しません。
wearはいろいろな意味がある動詞ですが、~を着る/身に付ける、という意味ではやはり目的語がなければいけない動詞です。
彼をこの番組に出演させた陣営にそこまでの深い意図があったかどうかはわかりませんが、wearingでやめられるとnative speakerとしてはpantsと目的語を補完しないでいられなかったわけです。
そして、テレビ的には審査員のリアクションを誘うという点で結果的に大成功だった・・・というわけ。
あるいは審査員にしてみたらまんまと乗せられて”Pants!”といったのかもしれませんね。
こんなネタは英語で苦労した人だけがニンマリできるネタですね。