BBメソッド
BBカードを使う指導法、BBメソッドにはいつも驚かされます。
カードを使って無数のゲームをします。カードをめくるたび、やり取りするたびに英文を声に出して言うのですっかり覚えてしまいます。そのことにはもう驚きませんが・・・
初めてやるゲームでもルールの説明をしません。
先生がどんどん始めて、子供たちに次の動きを伝えます。
「いったいどんなルールなんだろう」と子供たちの目と耳は真剣そのものです。
ゲームのルールだけではありません。英語のルール(文法)も説明しません。ひたすら英語を言って、応用練習するうちに「あれ?」と英語の構造に気づきます。
ルールを教えられないでゲームをする、文法を教えられないで英語を言う、言い替える・・・無茶のようですが、かえってそのために子供たちの想像力はフル回転します。
前もって説明を受けなければ「習ってないからわかりません」という子供たち、正解を聞かなければ納得できない子供たち、そんな子供たちが増えていますが・・・実社会に出たら正解はほとんどありません。
「いったいどんなルールでみんな動いてるんだ?!」・・・と想像力だけが頼りです。
BBカードはタフな子供たちを育てています。
BBクラスは、一見不親切なように見えますが、先生たちは定期的な研修や勉強会で研鑽を積み、教えないでいかに気付かせるか・・・そのことを究め続けています。その熱心さには頭が下がります。(須釜)