訳 やむを得ない手段
YUTAKAさんからコメントに再確認の質問をいただきました。
私自身の経験をお話ししますと、NHK講座を師と仰ぎ10年以上一生懸命に勉強していました。テキストは英文と完璧な訳とがセットになっています。
10年もそのようなテキストを見ていると、英文を見るたびに訳を確認する癖がついてしまいます。分りきっていても訳を見なくては落ち着きません。
英語を読むだけなら1・2分のところ、訳を確認すると同じくらい時間がかかり、しかもちょっと訳の表現が違っていたりすると気になって、どんどん時間がすぎました。もちろんその過程で自分の誤りが修正できたり、新しい学びもあったりするのですが・・・とにかく時間がかかります。
頭を英語と日本語に切り替えるのも大変疲れます。
いつまでも教材ばかり読み、聞き、実際の英語、ニュースや映画を聞き始めるのが大変遅くなったことも、私の反省です。
英語を学ぶことは多くの人にとって趣味かもしれません。趣味ならば良い時間のすごし方ができればいいのかもしれません。10年も20年もそうして楽しめればいいのかもしれません。
でも、なるべく早期に聞けて話せるようになりたいと願うのであれば、効率的な時間の使い方も必要です。
ほとんどの人は「訳が最終的な到達点」と考えいるのではないでしょうか。私は訳は到達点ではなくて「やむを得ない手段」だと思うようになりました。
以上のことは、長らく勉強してなかなか成果が出ないとお悩みの人に向けてのメッセージであって、初歩の人には混乱をさせてしまうかもしれません。申し訳ありません。
このようなことを書いたあとでいつも反省するのは、どの段階の人を対象としているのか最初に明らかにしなかったことです。また繰り返してしまいました。
最初は訳に頼るのはやむを得ません。でも徐々に訳に頼らないように、訳さないようにしませんか。
::::::今日のじゃれマガ クイズ:::::::
教師はどのように注意すべきだといっていますか?
前回の問題:
7月が待ちきれないのはなぜですか?
前回の答:「制限を越えた今月のスマホのデータ通信量が、7月になればリセットされるから」Kammaさん、ありがとうございました。
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よくわかりました。つまりじゃれマガセミナ-は、もともと初心者向けセミナ-で、仕方なく日本語に訳し解釈している。でも次のステップは訳さず、英語で理解しましょうということですね。これからは英和辞典でなく英英辞典にトライしてみます。
最後に反論ですが、ほとんどの人は「訳が最終的な到達点」と考えているとありますが、そんなことは決してないと思います。4年半みらいにいて、多くの英語仲間に逢いましたが、訳が最終到達点という人に出会ったことはありません。ほとんどの人は訳なんてどうでもいい。英語を聴いて、英語で自由に話したいと思っている人ばかりでした。
YUTAKAさん、ご質問ありがとうございました。
参考になれば幸いです。
YUTAKAさんの質問から教えられました。
これからもお読みください。
クイズの答え…「授業中のスマホ使用を叱って、生徒のモチベーションを下げないようにすること」だと思います。