ローカルとlocal
私たちはカタカナ英語で相当数の英語を知っています。
だれでも何百もの英語由来の外来語を知っているのではないでしょうか。せっかく知っているカタカナ英語を英語として使えれば語彙は豊かになりますね。
ただし・・・注意しなくてはならないことは多々あります。そのまま英語で使うと誤解されてしまうものがたくさんあるからです。
localという英語もそのひとつです。
「ローカル列車」といえば田舎を1両でゆっくり走る、のどかな鉄道を思い浮かべます。
「ローカル空港」も、国際便など縁のない、閑散とした(失礼ながら)地方空港を思い浮かべますね。
日本語の「ローカル」は「いなか」と同意語のようです。
英語のlocalは違います。いなかの意味は全くありません。
話している人の住んでいる地元、あるいは今話している話題の地元、として使われます。
そういう違いを分かったうえで使うなら、すでに知っているカタカナ英語を使わない手はありませんね。
::::::: 今日の英語クイズ:::::::
( )に入る単語はなんでしょう。答は明日。
His mother ( ) me many times.
※礼を言った
昨日の文:He must have been surprised because a strange woman suddenly took his hand.
「田舎」と「地元」では確かに違いますね。
違いを知らずに使っているカタカナ英語、きっとたくさんあるような気がします。
クイズの答え…「thanked」だと思います。
「田舎」と「地元」は違うとわかったつもりでしたが、
英語を始めたばかりの頃は、
どうして「田舎」の訳ではいけないのだろう?と
戸惑うことがありました。
日本語の「田舎」は、英語ではprovincial になるのでしょうか?
英語の意味にぴったりの日本語はなかなか見つかりません。
local =地元、なんて覚えるのが
すごくばかばかしく思えます。
意味するところの違いは、読んだり聞いたりして何度も
localに出会って、やっとストンと落ちるものなのでしょうね。
今日のクイズも、初めはポカーンと考えてしまいました。
thanked を思いつくまでの自分の機転の利かなさに笑ってしまいました。
thank you にあまりにも馴染みすぎていたんですね。