良心を捨てた
1対1で話す、1対1で習う。この1対1を英語でなんというでしょう?
そうですね。man to manという英語を思い出しますね。
でもマンツーマンは和製英語です。
man to man lessonなどといったら、えらい恥をかきます。
英語を知らない人が和製英語を使って「君最近スマートになったね」とか「あの娘はナイーブだから」などというのはご愛敬ですが・・・プロが使うのはどうでしょう。
ちょっとGoogleで「英会話 マンツーマン」と検索してみてください。こちら(クリック)
キャッチフレーズに「マンツーマン」を掲げるところがこんなにあります。中には校名につけているところまで。
日本最大級のスクールもゾロゾロです。
正しい英語を指導すべきスクールが堂々と間違い英語を掲げるこの現実を皆さんどう思いますか。教育者として最低限の良心も捨てたこの姿を。
※talk man to manは「腹を割って、ありのままに話す」という意味のほか、ご存知のスポーツのman to man defenseで使われる程度です。
※1対1はone to oneというのが適当です。
※smartに「体形が整った」という意味はありません。
※naiveは未熟なおばかさんという意味です。
::::::: 今日の英語クイズ:::::::
次の文はどんなことをいっているでしょうか。参考訳は明日。
I wasn’t going to interrupt her, but the pilot said that our flight was going to Chicago.
昨日の参考訳:日本への帰途、ボストンからデトロイト間の機内で私は読書中の婦人の隣に座った
いきなりGoingから始まる文でたじろぐ人が多いのではないでしょうか。この・・・ingはとても便利で多用されます。「分詞構文」という怖そうな名前がついているのでつい敬遠したくなりますが。
恥ずかしい和製英語もいつしかしっかり
日本語の中に定着してしまったんですね。
一旦入ってしまったものを拭い去るのはなかなか難しいと
いうことですね。
なんだか英語の発音の話のような、、、
このような勘違いが、英語習得(?)をいっそう
難しくしているのかもしれません。
クイズに挑戦します。
彼女の邪魔をするつもりはありませんでしたが、
機長は、「この飛行機はシカゴに向かっています」と言ったのでした。
アスマチさんの訳は出題者の参考訳よりも正確ですね。
外来語は便利な面もありますから分かって使えば使いようかもしれません。