あたまで読む こころで読む
英語を読むこと、聞くことについて、最近思うことがあります。
頭だけ使っていると内容がわからないものだということです。
頭を使わないで何を使うというのか。
心です。心で読む(聞く)と、本当によくわかります。文字通り「腑に落ちる」という気分です。
生徒さんと一緒に短い英文を解釈しているときにそれを感じます。
英単語一つひとつを日本語に移し替え、一生懸命日本語としてつながるような文に「訳そう」とします。なんとか日本文の体裁は整えても「絵」が描けていないと「腑に落ち」ていきません。
勉強した文法と暗記した単語で頭を強くすればするほど、頭は硬くなり、心で読み取ることから遠ざかる気がしています。
心で聞ける、読めるようになるにはどうするか。
さんざん言ってきましたが、大量(9割)に聞いて読んで、少し(1割)勉強することだと改めて思います。簡単なことです。
ボーっと聞く、ザーッと読むことは、心を育てるのに大事なことだと思います。
::::::: 今日の英語クイズ:::::::
( )に入る単語はなんでしょう。答は明日。
At the hotel and on the train, we don’t talk( ).
※あまり話さない
昨日の文:These days we often visit hot springs.
辞書を片手に訳した単語をパズルのように並べ替え、何だかしっくりこない日本語になってしまう…よくあります(^_^;)
あえて理解しようとせず大量の英語に触れていると、そのうちにふっと心で分かってくる…。
そんなイメージでしょうか?
クイズの答え…「much」だと思います。
大量に「聞く・話す」は実は簡単なことではありません。
それがいいらしいと仮に頭でわかっていても、
かなり時間をかけなければならないのがネックです。
まず、勉強する方が短時間で一挙に力をつけていけると
信じる人が多いと思われます。
また時間をかけられない事情の人もいるでしょう。
それから、もう一つ、英語に挑戦する人は、
そもそも勉強好きの人が多いのではないかとも推察できます。
いかに効率的に力をつけるか、が問題なのです。
ですから、そういう人たちに、
勉強するな、と言っても無理があるのです。
自分でやってみて、急がば回れ、に気付くわけです。
いずれにしろ、ペラペラへの道は長く続きますね。
これもやってみた人だけが分かることでしょう。
クイズの答えはアスマチも
much 意外思いつきません。