3語か5語で

EV(会話サロンEnglish Village)で会話練習しているとき、授業で話しているとき、「英語で言えない!」と生徒さんが幾度となく嘆きます。

どんなことが「言えない」のか・・・

「食べ過ぎたり飲み過ぎたりしないように気を付けている」
これが上手く言えなかったそうです。

これをそのまま英訳すると、次のような英語ができるでしょう。
I try not to eat or drink too much.

でも、簡単に考えたらこれでどうでしょうか。
I don’t eat a lot.
or drink.と付け足してもいいですが、なくてもいいでしょう。

I don’t eat a lot.は中学1年生でもいえる英語ですが、どっこいこれが深ーい世界を語ります。現在形で話すと、「いつもそうです」「それが私の生き方です」といっているのと同じです。

ある人は「夫は質より量です」を言えないといいます。食事に出るとき味のよい店より、たっぷり食べられる店が好きだ、といいたいそうです。
でも「質より量」という言葉が頭を占領してしまって一歩も先へ進めなくなったようです。

以前いつも言っていた言葉を思い出しました。大人の言葉で話そうとしないで小学1年生の言葉で話せば英語は易しい・・・と。

小学1年生は「質より量」などといいません。きっと「お父さんはいっぱい食べる」というでしょう。

My father eats a lot.の出来上がりです。

3語かせいぜい5語くらいで話すようにすると英語は話せます。



——-今日のじゃれマガ——-
じゃれマガがまだ難しい人のために、ヒントを提供しています。このヒントをバネに、読む習慣をつけてもらえればうれしいです。

★今日のじゃれマガの要旨
筆者の勤める大学の生徒たちはメルボルンで教育実習中のようです。

★文法・語句など
Not only can they watch the Australian teachers teach; they also have a chance to teach Japanese culture. オーストラリアの先生が教えるところを見ることができるだけでなく、自ら教える機会もある…という、おなじみのnot only…but alsoですが、強調のためnot onlyが文頭に来るとthey canの語順が逆になります。良いお手本ですね。alsoが省略される場合が多いですが、ここではbutが省略されています。

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