辞書の使い方
多読クラスでお聞きしたことです。
Y子さんは今回、今までの”女の子物語的”なものと傾向の違った本を読んでみたそうです。火山噴火で埋もれた古代イタリアの都市ポンペイのお話や、ほとんど絵がない本等々。
「意外に面白かった。わからない単語も気にならず読めた。気になる語は辞書を引いて理解が深まった。。。」など興味深い感想をお聞きしました。
1年間30万語以上読んだYさんは、もう英文を読んでいるというよりストーリーを楽しんでいます。ストーリーの先が気になっていちいち辞書など引いていられません。
そうして「だいたいこんな意味だろう」で済ましてきた単語がどうしても気になる時があります。
そんなときに辞書に当ってみると「やっぱり!」とか「え?そうだったのか!」など深い感慨をもって心に染みるでしょう。
初めて会った単語を辞書で調べてもほとんど忘れてしまいます。何度も会ってから辞書を引くと格別です。
<多読3原則>
訳さない
辞書を引かない
わからなかったら飛ばす
この3原則がまったく異端でもなんでもない、ごく自然なことだとわかるのは、やってみた人だけです。