親離れ
私はどうやら「アンチNHK講座」派と考えられているようです。
長年お世話になった講座ですからあまり表だって非を唱えるのは控えてきましたが、根が正直なものですからつい本欄で書いてしまったことが何度かありました。そこからしっかりアンチのレッテルが貼られたようです。
NHK講座はどれも素晴らしい講座ばかりです。とてもよくできています。レベルごとに最適な講座が選べます。
たまたま昨日車の中で久しぶりに放送を耳にしましたが、ますます充実の度を増しているようです。
だからこそ私は伝えなくてはならないと思いました。
私は決して「アンチNHK」ではありませんが、10数年間NHKを師と仰いで熱烈勉強した一人として、次のことを申し上げたいのです。
★海外の教材も聞いてみましょう
NHKの親切な解説と訳に慣れてしまうと「親離れ」できなくなります。
解説や訳がない英語は不安で聞けなくなります。
NHKと併せて日本語がひと言も入らない海外の教材も聞いてみましょう。初めは苦労ですがたくましさが身に付きます。
★卒業も必要です
NHKは長くても10年聞いたら卒業したほうがよいと思います。何十年も聞いていたら、飛ぶことを知らない鳥で終わってしまいます。親離れが必要です。
私自身、NHKの優しい世界から独り立ちするのに大変苦労しました。卒業するのも遅かった・・・というより卒業が必要という考えにも至りませんでした。だからお伝えしたいのです。
——今日のじゃれマガ——
じゃれマガがまだ難しい人のために、ヒントを提供しています。このヒントをバネに、読む習慣をつけてもらえればうれしいです。
★今日のじゃれマガーその要旨
米国にパラダイスという名前の町があるというお話です。今日はちょっと手ごわい英語がいくつかありますね。
★難しい英語・まねたい英語
・道を尋ねる・・・お手本英語です。
・Don’t I wish!・・・「だったらいいですね(そんなわけないけれど)」程度の意味。とっさにこんな英語が出てくるなんてジャレル先生の奥様もすごいですね。
・最後の文はなかなか複雑ですが、文脈から意味は解りますね。こういう文は何度か音読するといいでしょう。
須釜先生を「アンチNHK講座派」のレッテルを貼ってしまったのは、私かもしれませんね。須釜先生は、「10年聞いたら卒業したほうがよい」と主張されていますが、私は50年以上聴いています。何か存在を否定されたみたいです(笑)。先生のおっしゃりたいことはわかるのですが、やはり face to face でお話ししたいです。その日が来ることを楽しみにしています。
コメントありがとうございます。
私の10数年も長いと思いましたが50年とは立派ですね。
教職にある人はまた別だと思います。
教職者は常に授業の参考になることを求めていますから、そのような姿勢で50年間新鮮に聞けているものと思います。
どうぞこれからもよい授業のためにお続けください。