経験から知る
小学生4年生のBBクラス生が、授業の前に事務のパソコンをのぞいてplayという語に目を留めました。
「プライって読むの?」と聞くので正しい発音を言ってみせ、ついでに「意味はわかるの?」と尋ねると、ちょっと考えて「始める、とかかな」といいます。
あえてそれを否定はせず、「遊ぶ、という意味でよく使うよ」と伝えました。
なぜ「始める」と思ったのか気になり、授業の中でそんなplayが出てくるかどうかManami先生に聞きました。
授業ではそういうことは特にないそうですが、ゲーム機などで始める時によく「play」ボタンを押すからではないでしょうか、というのが先生の推測でした。
Good guess! 謎が解けました。
playを「始める」と訳したらふつうは間違いとされますが、経験の中からそれらしい意味をつかみとっていく姿勢は素晴しいと思いました。
play=遊ぶ、と機械的に覚えたら、先々大変です。
楽器を奏でる、スポーツをする、芝居する・・・いろいろなplayをいちいち日本語で追加しなくてはなりません。
次のような使い方にも驚くでしょう。
The Giants played The Tigers last night.(昨夜巨人は阪神と対戦した)
playはplayのままで覚え、新しいplayと出会うたびにplayの守備範囲を広げていく・・・そんな方法が一番です。大人も見習いましょう。