素晴らしすぎて

先日高校の同期会に数年ぶりに出ました。

「どうせまたあの頃の話で盛り上がって終わるんだろう・・・つまらない。でもまあ、いつ最後になるかわからないから数年に一度は出ておこうか。」といった消極姿勢での参加でした。

でも思いのほか楽しかった。以前と違って多くの級友が今を生きているのを感じて。

さて本題です。ある一人が目的があって「数年前から英語を勉強している」といいます。そしてNHKのラジオ英会話を熱心に聞いていると。

ほかならぬ級友だから遠慮せず進言しました。「一日も早くラジオ講座を卒業したほうがいいよ」と。

私自身40歳から10数年間、NHKラジオ講座の熱心な生徒でした。私の身体はラジオ講座でできているといってもいいほどです。でもその後遺症も大きいのです。

ラジオ講座はあまりにも親切で完璧な日本語解説が完備しています。それを長年聞いていると、英語を読むたび聞くたびあの精緻な日本語解説と同じくらいに理解できなければならない・・・と思いこんでしまいます。だから自分はまだまだ・・・と。

「こんな意味だろう」とか「だいたいこんなことを言いたいのだろう」という扱いができず、日本語訳や解説で確認できない英語は不安で聞けない読めない「体質」になってしまいます。

私は多読に出会ってこのような「脳内翻訳」癖から解放されたとき、無重力になって身体が浮き上がるような感覚を覚えたものです。

いつも言いますが、あらゆる勉強法には長所と欠点があります。ラジオ講座は素晴らしいのですが、素晴らしすぎて 「親離れ」できなくなるという欠点もあります。

  

——今日のじゃれマガ——
じゃれマガがまだ難しい人のために、ヒントを提供しています。このヒントをバネに、読む習慣をつけてもらえればうれしいです。

★今日のじゃれマガーその要旨
ラグビー日本戦に仕事があったけれど後半見ることができたというお話です。

★難しい英語・まねたい英語
観衆は大興奮だった・・・これをgo crazyといっていますね。使ってみたいですね。
「間に合った」の英語もよいお手本です。

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