最初は音から
今や幼児のうちから英語を覚えさせようと各地の幼稚園や保育園で英語レッスンが盛ん・・・と先日もテレビで報じていました。
見ていると、黒板に単語を書いたり、絵と綴りが書かれたカードを見せたりしています。
私は暗ーい気持ちになりました。
言葉(外国語)に最初に接するときに文字を見せられるのはとても不幸なことだと思うからです。
言葉との最初の出会いは音であってほしい。「なにこれ?この音、面白い!」と心躍るような耳の体験をしてほしいのです。
声を通じて意志や感情、情報を伝え合う・・・音を通してたくさんたくさんの経験をして・・・やっと「文字の登場!」という体験をすべきです。
小中学校を筆頭に、ほとんどの幼児英語指導施設で、そのことに気付いている様子がありません。
これは幼児英語にのみ言えることではありません。小学生にも、大人にも大切なことです。
文字が優先される学習の結果、一生会話に苦労する、と私は思っています。
::::::: 今日の英語クイズ:::::::
次の ( )には何が入るでしょうか。答は明日のお楽しみ。
In the 1960s, I remember ( ) frozen vegetables and TV dinners. (60年代に冷凍野菜やTVディナーを食べたのを覚えています)
昨日の答:on
日本では、園児の頃から読み書きできる子どもが大勢いるようですが、正式には小学校の一年生でひらがなから順番に習っていきます。
つまりそれまでは、文字は知らなくても何の不自由もなく暮らしています。お話もすれば、友達とも楽しく遊べます。
英語も最初は耳から学んでいくほうが自然ですよね。
日本人は読み書きや計算、つまり勉強があまりにも好きすぎて、
そうしないと落ち着かないというか、効果がないと思い込んでいるのではないでしょうか?
クイズには、eating と答えてみます。
>日本人はあまりに勉強が好きすぎて・・・
なるほど、そうなのかも。。
そう馴らされてしまった気もしますが。