明治人の英語
明治の日本人には英語の堪能な人が多かったそうです。
新渡戸稲造は英語で「武士道」を著し、岡倉天心はやはり英語で「茶の心」を著して、ともに高い評価を得ました。その他にも政治・外交・学問で立派な英語を駆使した日本人は枚挙にいとまありません。
なぜ明治人がそんなに英語に堪能だったのでしょうか。
私の勝手な推測ですが・・・現代のように日本語で解説した参考書がなかったからではないでしょうか。
当時の帝国大学ではお雇い外国人によって、英語のみの授業が行われていました。満足な英和辞典がある時代ではありません。英語を英語のまま理解しなくてはなりませんでした。
私たち現代日本人が英語が下手だとすればその原因のひとつは、あまりに親切な日本語で書かれた参考書があふれていることだ、と私は思っています。
::::: 今日の英語クイズ:::::
次の英語の変なところを探してください。答は明日。
There’s a 21-year-old man in South Carolina who calls ( ) a modern-day Tarzan.
サウス・キャロライナに21歳の自称「現代のターザン」がいます
昨日の答:heard of Tazanが正解
クイズの答えは、himself しか思いつきません。
「himselfしか」って、正解じゃないですか、アスマチさん。「自称」などというひっかけにもめげずおめでとうございます。