日本語がわずらわしくて
目下私が体験中のことを報告します。
以前は私も多くの学習者と同じように、無意識のうちに日本語を思い浮かべながら英語を読んでいたと思います。いちいち訳しはしないものの、「このthatは関係代名詞で・・・」などと構文を確認してみたり、「この表現は使える!ぜひ覚えておこう」など、覚えようと努めたり・・・。
そのため、本の内容を楽しむより、常に勉強として読んでいました。そんな読み方が楽しいはずがありません。
この半年ほどは多読的な読み方に努めています。
多読3原則は、辞書を引かない、わからないところは飛ばす、面白くなかったら他の本を読む、というものですが、私はそれに加えて、勉強を忘れる、話の進展に集中する、ようにしています。
多読的な読み方に慣れてくるといろいろな変化が現れます。
そのひとつが、「日本語がわずらわしくなる」ことです。
易しい英字新聞「週間ST」に目を通すとき、欄外に日本語の注釈があったり、ご親切にタイトルに日本語訳がついたりしているのが大変目障りになります。気が散ってとても読みにくさを感じます。
英語一色の本のほうが気が散らず落ち着いて読むことに専念できます。
英語と日本語を行ったり来たりすることがこんなにも面倒なことだと今さらながら気がつきました。
学習者の99%は今もこのように勉強しているのだと思うと、いても立ってもいられない気分です。