文法論議
メールマガジンが届きました。
英文法の画期的な本が出たという報告です。
目からウロコの内容だと興奮が伝わってきます。
どんな内容かネット(Amazon)で見てみました。
今はありがたいことに内容をチラ見することができます。
さて数ページ読んでみると・・・案の定、面白くありません。
鬼の首でも取ったようにこれまでの学校英文法を間違いだと書き進めますが「だからどうなの?」と感じます。
チラ見のおかげでお金を出して買わないですみました。
あらためて感じました。
文法というものは、文法がわかれば英語がわかるというものではないと。
英語の文を読んで内容がわかれば「そうかこういう仕組みでこういう意味を伝えられるのだな」と文法がわかっていきます。
逆に、文法を勉強してから英語を読もうと文法勉強を優先させても成功率は非常に低いと思います。文法の勉強で挫折した人がどんなに多いことでしょうか。
「英語は語彙と文法だ」とばかり暗記に精を出して挫折した人も数えきれないでしょう。
私個人の経験ですが、まずラジオ英会話に熱中しました。並行して文法も勉強しました。それなりに効果はあったと思います。
でも本当に英語が腑に落ちたと感じたのは大量に本を楽しんだあとでした。それまではたぶん頭の中で翻訳して理解していたと思われます。大量読書のあと、英語を読むと情景が浮かぶようになりました。
「頭で理解」から「心で感じる」段階になったのだと思います。文法も心で感じられるようになりました。
言語は自然発生的に生まれ発達したものです。不備だらけで一貫性のない不完全なものです。
文法はそれを説明しようとするものです。不完全なものを完全に説明できるはずもありません。
心に感じないで頭だけで文法論争をしても不毛に感じる今日この頃です。
∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴
——今日のじゃれマガ——
じゃれマガは面白く、易しい英語で毎日配信される素晴らしい教材です。その英語はとても良いお手本です。じゃれマガからもっと学ぶためのヒントを提供します。
★今日のじゃれマガーその要旨
最低賃金が上がったという話題ですね。
★学びたい英語/まねたい英語(特にお手本と思うところ)
・28円上がった・・・byで差を表すことができます
・少なく払う・・・実に簡単にいえますね
・どこも同じではない・・・簡単なことですがスラっと出てくるといいですね
★今日のじゃれマガ 全文
Getting More Money
Many people will start to get more money from their workplace this month. At the beginning of October, the minimum wage went up by 28 yen per hour all over Japan. The minimum wage is how much a company has to pay its workers. Of course, a company can pay more than the minimum wage, but it cannot pay less. The minimum wage is not the same everywhere. The highest minimum wage is in Tokyo. The workers there will get at least 1,041 yen per hour. The lowest minimum wage is in Okinawa. Workers there will get 820 yen per hour. In Aichi Prefecture, where I live, workers will get 957 yen per hour.