急がば回れ
speak、tell、talk、say・・・どれも「話す」だけれど、どう違うのか?
そんな思いを募らせたいた40代の私はこの辞書を手に入れました。5cm以上の分厚い辞書でしたが、同意語の違いを丁寧に解説してくれました・・・もちろん英語で。
読めばよく分かるし面白いけれど…結局これを読んでいたら時間がいくらあっても足りません。
あとから考えると、同意語それぞれの個性や守備範囲を知るには、やはり多読が一番だと知りました。
多読(多聴)はまさに「急がば回れ」そのものです。
たくさんの本を読んでたくさんの英語を身体に通していく…わずかずつ無理なく英語の使われ方を体験していく。
「多読はいいかもしれないけれどいったいどれほど時間(年月)がかかるの?」という疑問は当然です。私も知る前はそう思っていました。
それほど大変な時間ではありません。毎日30分、あるいは週に2・3時間読めば半年、1年で「あれ?自分英語読めてるかも…」といった気分になります。
「本は難しくて…」という人もいると思います。
ある生徒さんは本を読もうとして悪戦苦闘していましたが、みらいで多読の本棚に出会って「新しい世界」を知りました。苦労しないでするする読める本を次々借りて大喜びでした。「本は辞書を引き引き読むもの」と思っていたのが一変したのです。
早く能率的に英語をモノにしようと思って・・・結局何年も何十年も足踏みするくらいなら、1年間多読をやったら・・・本当に「急がば回れ」の成果が得られます。
::::::今日のじゃれマガ クイズ:::::::
紹介された日本文学2点は何と何でしょうか?
<前回の問題>
下線部のdecide、ここではどんな気分を言っていますか?
We walked around Pusan in the hot afternoon and decided that we wanted to be inside.
<前回の答>
文脈から考えると「あまり暑いから中に入ることにした」ということですね。なぜか英語ではdecideをこのように言うことが多いです。慣れましょう。
正解答案ありがとうございました。
夏目漱石の「我輩は猫である」と、川端康成の「雪国」の二つだと思います。