心を働かせる
昨日書いたことに少し補足させていただきます。
2・3回読んでもわからなかったらそれ以上追求するより答を見たほうがよい、と書きました。
「そんな不真面目なことでいいのか?」と思われるかもしれませんが、私自身が半端な真面目さゆえに何度も挫折を繰り返して得た教訓です。
英語を読んで「わからない」のは、字面(じづら)にとらわれて文脈を捉えられていないことが多いものです。個々の単語の意味は解っても全体として何をいっているのか腑に落ちません。言い換えれば「木を見て森が見えない」状態です。
そんなときはさっさと訳を見たら、「なぁんだ、そういうことだったのか」と合点がいきます。わかって読み直せばたしかにそう感じます。
頭で分かっても心で分からない・・・そんなことがあるものです。いわゆる勉強ばかりで、理詰めで、訳にたよって、読んできた人は、頭は働いても心が働かないということがありがちです。
面白い物語を読んだり、聞いたりしてきた人は心が養われて英語がすっと入りやすくなります。それが多読が薦められる所以です。
じゃれマガに話を戻します。
じゃれマガの一話、約100語の短い文の中でいったいどんなことを言っているのかピンとこなかった人は、セミナーで「この話はぶっちゃけこんなことを言っています」という種明かしを聞いた方がいいと思います。
「わからない、わからない」「難しい、難しい」というストレスを出来るだけ少なくして、「あぁわかった!」といういい気分をたくさん重ねることが得策です。
理想を言えば、わかったあとで忘れたころにまた読んでみる・・・これがお薦めですが、あまり理想を追って物事を面倒にするよりは前へ前へ進んだ方がいいかもしれません。