多読tips(14) レベルアップのタイミング
入門レベルから多読を進めていく場合、どれくらい読んだ頃にどうレベルアップしていけばよいのでしょう。
一般的には「140 語/分くらいで読めていればレベルアップしても安心」だそうですが、ゆっくり読むのが好きな方もいるでしょう。それに、多読を始めた時の英語力、本の好みだって人によって違います。
そうなると、単純に語数やスピードでは表せないことになります。では、何を指標にしたらよいのでしょう。
一言で言うと、「自分のすらすら感」です。
何ともはっきりしない答えのようですが、実はこれが一番頼りになるのです。たとえば、今読んでいるレベルがちょっと物足りなくなってきたので、少し語数の多いものを手にとって読み始めたとしましょう。でも、飛ばす語が多くてどうも楽しめないなら、まさに「すらすら感」が足りないわけです。
そんな時は、無理せずに一旦本棚に戻して、語数や YL を参考にもう少しレベルを下げてみてください。前回の「多読 Tips vol.13」で紹介した「パンダ読み」などを試してみるのもいいかもしれません。
ある多読指導の本によると、こんな名セリフがあるそうです。
レベルが高いほどストーリーがおもしろい、
レベルが低いほど英語がおもしろい。
なるほど〜!ですよね。その時々の、自分の心地よいレベルの上げ方が一番いいのだと思います。いろいろ試してみてください。
Happy Reading! ^^ (Kumiko)
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「真理は常にシンプルだ」といいます。あれこれ考えるより「すらすら読めているか」どうか、ときどき自問してみるだけでいいんですね。
Kumiko先生ありがとうございます。(須釜)