多読tips(11) シリーズものの魅力
多読クラス担当のKumiko先生のtipsシリーズです。
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「つまらないと思ったらやめる」は多読三原則の3つ目に登場する大事なルールです。でも、「ふーん」というどちらとも言えない印象で読み終えた本が、もしシリーズものだったら、ぜひもう1冊、読んでみましょう。シリーズものの本は、もし相性がよければ2冊目あたりから「はまる」確立が高いからです。
同じキャラクターが続けて登場することが多いので、キャラクターに愛着がわくということもあります。そういう意味では、ORTなどもシリーズものと言えなくもありませんね。
また、同じシリーズには、こういうシーンではこういう表現・・・というようなパターンが少なからずあるものです。読み続けるうちに、文体やセリフの言い回しに慣れてくるので、ひっかかりが無くなり、英語のままスルスルと入っていくようになることも、シリーズものの魅力の1つだと思います。
多読が楽しいと思い始めたら、ぜひ、みらいの本棚から、自分に合うシリーズものを探してみてください。
Frog and Toad
(YL1.2 – 1.6/語数2000前後)
挿絵と文の雰囲気がマッチしていて、絵を見ているだけでもほのぼの。シリーズは全部で4冊あります。 著者による朗読CDもオススメ。
Nate the Great
(YL1.2 – 1.4/語数2000前後)
ハードボイルド気取りのNate少年。トレンチコートに身を包み、愛犬Sludgeと共に数々の難事件(?)に挑みます。
Mr. Men and Little Miss
シンプルなイラストと文のかわいい本。1冊ごとにおかしな人たちが登場。名前とその特徴がピッタリ合っています。
Magic Tree House
(YL2.4 – 3.0/語数5000前後)
兄妹が森の中で見つけた魔法のツリーハウス。そこには本があり、2人はその中へ入ってしまいます。
28巻までは4冊ずつで1話完結。
A to Z Mysteries
仲良し3人組が、身の回りに起こる様々な事件に取り組みます。
AからZまでのタイトルが揃っています。
(Kumiko Uozumi)
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シリーズ本にハマる・・・なんて幸せなことでしょう。多読クラスにはそんな幸せ者がたくさんいますね。(須釜)