多読Journal (5)
Kumiko先生の多読クラスからおすそ分けです。
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April 1, 2014
今回は、K1さんがシェアしてくれたPinky and Rex Go to Camp(2,376 words / YL 1.8)です。と言っても、この本がきっかけになった、ある出来事をシェアしてくれたと言った方がいいかもしれません。
みらいで多読を始めて1年半。すでに750冊、73万語を読んでいるK1さん。ペーパーバックのGR*も読んでいますが、CD付きの絵本や易しいLR**も堪能しています。もうK1さんなりの多読のスタイルができつつあるということでしょう。
ある日、そんなK1さんが、お気に入りのPinky and Rexシリーズの本を手に持って、「実は…」と言葉を選びながら話し始めました。「辞書を引かないことの大切さはよくわかっているんです。でも、この大好きな大好きな本の中にも、わからない単語がたくさん出てくるので…。」
K1さんは、辞書を引かずに読んでも、この本が十分に楽しめていたそうです。でも、わからなかった言葉や表現を辞書で確認してもう一度読んだところ、前よりもっともっと楽しめたと言うのです。
「だから、辞書を引く時があってもいいのではないかと…。」と申し訳なさそうに言うK1さん。
K1さんが、私に気を遣いながら打ち明けてくださったこと、何も間違っていないですよ。むしろ、聞いていて嬉しくなってしまった私は思わず「おめでとうございます!」と言ってしまいました(スミマセン…笑)
辞書を引かないということが最初は単なる「約束事」だったのに、それがやがて内容を読む「読書」になっていって、1年半たった今、K1さんの多読スタイルができた訳です。今、心から「大好きな本をもっと楽しみたい!」と思えているんですよね。いいと思います! 辞書を引くことで「読書が楽しくなる」ことがあるなら、誰にも遠慮はいりません ^^ (Kumiko)
*GR(Graded Reader):英語圏以外の学習者向けに単語や表現を制限した本。内容は大人向けでも英語は読み易い。
**LR(Leveled Reader):英語圏の子供向けの本。日常の英語表現が手加減なく出てくるが、生の英語の醍醐味がある。
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70万語読んで、訳さずイメージする読み方が身につきましたね。これはという語を調べてみることは有益ですね。(須釜)
::::: 今日の英語クイズ(答は明日):::::
次の( )には何が適当でしょうか。
The Titanic was 265 metre long and 28 metre (a ).
タイタニックは長さ265m、幅が28mだった
wideでもいいですが、aで始まる後のほうがよく使われます。
昨日の答:to
a に続く、というヒントがなかったらお手あげでした。
across でしょう?
大正解!