多読tips(1) 多読図書は2種類
火曜・金曜の多読クラスを担当する久美子先生が折に触れて多読のヒントを教室に掲示してくれています。第1弾(11/20)をここに載録します。
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多読の本には大きく分けて2種類あります。
(1) 英語学習者向けに書かれたもの (GR: Graded Readers)
(2) 英語を母語とする児童向けに書かれたもの (LR: Leveled Readers)
(1)のGRは、ある程度語彙を制限して書かれているので、日本人にも読みやすく感じられます。
それに対して(2)のLRには、私たちが学校では習わなかった単語や表現がたくさん出てきたり、単語としては知っていても見たことのない使われ方をしていたりします。
実は、今多読クラス用の本棚にあるものは、ほとんどが(2)のLRです。ですから、英語を母語としない私たちが「知らない」「わからない」と感じるのも当然なのです。
その代わり、LRは、本物の英語に出会い、英語を母語として育つ子ども達と同じように成長していけるチャンスにあふれているとも言えます。「わからない」と感じた時は、絵をよーく見ましょう。それでもわからなければ、とりあえず飛ばしましょう。次のページでわかるかもしれませんし、別の本でわかるかもしれません。辞書を使うのは、どうしても気になるときだけにしてみませんか?
単語や表現1つ1つに立ち止まるよりも、とにかく大量に読むことで得られるものが、きっとあるはずです。(Kumiko Uozumi)
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LRには英語圏で実際に日常使われる、生きのいい単語や言い方がポンポン出てきますが、絵はあるし、ストーリーもあるので皆さん容易に推測して楽しんでいますね。自然な英語に慣れている最中です。(須釜)