多読クラス1年間の報告（3）
引き続き多読クラス1期生の感想です。
★成果は（その後半）
クラスメートのIさん（70代）の話す英語を聞いていて感心する時があります。
I have a friend who likes…（私は・・・な友達がいる）というような言い方がスルスルと出て来るときです。ふつう私たちはこのような英語は頭をフル回転させ身をよじりながら絞り出すものです。
「いつまでたっても話せない」と嘆きながらIさんはこんな英語をやすやすと口にされます。ご本人は気づいていないようですが、これはまさに多読の成果だと密かに確信しています。
多読をしても、それが即座に会話につながりはしません。当然です。でも会話練習を並行して、読んだものを会話に生かす道筋をつけていくならば、その道はどんどん太くなっていくだろうと思います。
★時間について
◇多読だ、何十万語だ、などと聞くと「いったいどんなに長時間読書するの？」と思うでしょうね。時間について次のようなお答えをいただきました。（須釜）
読書の時間？ なかなか答えづらい質問です。計ったことがないので。でも感触としては、一週間にせいぜい2・3時間ぐらいだと思います。というより、今はそれくらいになりましたが、始めた当初はもっとずっと短かった気がします。借りて帰る本が2・3分で終わっちゃうものばかりでしたから。学校で2時間弱、借りて帰った本を2時間ぐらいでしょうか。
◇このお答えはほぼ皆さんを代表していると思います。このように、多読生の読書時間はわずかなものです。2年目以降は読み方が速くなり、夢中になって、「本が離せない！」ことになる可能性は大いにあります。（須釜）
