多読クラス1年間の報告(1)
多読クラスがあと1週間で1年を経過します。
学校としても初めての試みとあって、生徒さんと一緒に試行錯誤でしたが、貴重な実証データと経験が得られました。
今日から何回かに分けて多読初年度のまとめをお伝えします。
まず生徒さんたちの感想の数々です。
★ストレスがないことに驚き
これまでの勉強法と違って、ストレスのないことに驚き通しでした。
「これをしなさい」と言われることもなく、人と比較することもなく、ただ自由に読むだけ。
「これでいいんだ」と納得するまで最近までかかりましたが(笑)、今ではその心地よさに浸っています。
★「辞書を引かない」について
唯一のストレスといえば、初めのうち辞書を引けなくてもどかしかったことです。
でも慣れると意味を推測する力がつき、辞書など面倒と思えるようになりました。
また「辞書を引いてはいけない」というのは、1語1語辞書を引かなくてはいられないという長年染みついた悪癖を治療するための「荒療治」だったわけで、絶対引いてはいけないわけではないと理解できました。
推測でかまわない言葉と、辞書で確認した方がよい言葉の区別がついた今では、辞書は適宜使っています。でもごくたまにです。だって推測できる単語をわざわざ辞書で調べるなんて面倒ですから。
明日に続きます。