国際成人力調査、どう伝えられたか
OECDが実施した国際成人力調査の結果、日本人の驚くべき優秀さがわかりました。(10月10日本欄)
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日本では湧き返りましたが、海外での報道はどうかとネットを探してみて、驚きました。
確かに首位の日本と2位のフィンランド以外の国々にとっては面白くない結果だったのはわかりますが、あまりにも扱いが地味なので驚きました。
ネット検索すると、最初に見えるのはほとんど日本発の英語メディアばかり。
しつこく探していくと、やっと欧州のメディアやUSA TodayやNY Timesなど米国内メディアが見えました。
米国メディアの落胆ぶりは気の毒なほどです。
米国は調査対象国中、中から下のランクです。
「米国の子供たちの学力は今や高くない、とはこれまでも報道されてきたが、今度は大人の能力も低いことが明らかになった・・・」という調子です。そして「どうしてこんなことになったのか」と犯人探しが続きます。
「日本がが首位、そしてフィンランドが続く・・・」とそっけなく記述されていますが、詳しい紹介はありません。
欧州のサイトも似たようなものでしたが、域内のイタリア、スペインが国語力、もしくは数的力のどちらかで最下位にあることを取り上げているのが目につきました。
以上から思うことは、この日本の快挙は国際的にはほとんど知られていないだろうということです。
もうひとつ思うのは、繰り返しですが、「その優秀な日本人がなぜこんなに英語が不得意なのか」です。
やはり勉強法、習得法が間違っているとの思いを強くしました。
なぜ日本人が英語が不得意なのか?耳の問題がひとつ(日本語と英語の周波数の違い)。それと、日本語がとても素晴らしい言語であることが大きいと私は思います。
そうですね。音の問題もありましたね。p、t、k、chなど破裂音その他が多い英語の周波数は日本語より高いといわれますね。
そうすると、視覚に重点が置かれることに加えて音の周波数の問題もあるということですね。
日本語が洗練された言語だということも大きいですね。政治、経済、思想、先端科学、なんでも翻訳され出版される、恵まれた国ですね。
恵まれすぎて国際競争力を失う危険もある・・・皮肉なものですね。