初級を返上する(4) 英語年齢
「話せないからEVに出ない」という声を聞きます。
英語を学び始めの1年くらいの人ならばその気持ちがわからなくもありません。
でも1年以上、あるいは何年も勉強した人がそう言うのはとても残念です。
話せるようになる方法は話すしかありません。「話せないのはまだ勉強が足りないからだ」とまたぞろ机に向かう人も多いですが、間違いです。
水泳理論の本をいくら読んでもプールに飛び込まなくては泳げるようになりません。そのことは判るのに、こと英語になると判らなくなってしまう人が多いのはどうしてでしょうか。
「話せない」という人は忘れていることがあります。英語年齢です。
実年齢は40才でも、英語の力は8歳児、あるいは5歳児かもしれません。40歳の大人が言いたいことをそのまま英語で言おうと思っても無理です。
8歳児の英語力なら8歳児の言葉で話しましょう。
「つくづく・・・と思った」とか「しょせん・・・」、「たかが・・・」、「そもそも・・・」こんな言葉を8歳児は使いません。それなのに、そんなことを英語でも言いたい、というのはまったく無茶です。
通訳者だって、そのままでは言えないので言い替えます。
8歳児になったつもりで会話練習しましょう。EVはそれができるところです。
※EV:英会話サロンEnglish Villageの略称。誰でも1回500円で参加でき、学習者同士1対1で、15分ごとに相手を替え会話練習します。