初級を返上する(2) 言葉は運動、練習が大事
私たちは本当に「勉強」が好きです。うまく行かないと「勉強が足りない」と考えます。
でも私たちが毎日話している日本語、これは学校で習って話せるようになったでしょうか。
そうではありません。たくさん沢山聞いて、たくさん沢山話して間違えて、話せるようになりました。
「だけど母国語と外国語ではわけが違う。外国語は勉強しなくてどうするんだ」と反論が聞こえます。
その考えは半分は正しいですが、半分は違っています。
英語難民の目標は「自由自在に英語を話す」ことでしょうから、それなら勉強だけではいけません。
私たちが生まれてから生意気な口が聞けるようになった小学生ごろまでのように、大量の言葉に浸って、真似して、間違って、直して・・・をしなくては自由自在に話せるようにはなりません。
そうです。言葉は学問ではなくて運動に近いものです。
運動理論もいいですが、身体を動かさなくては身につきません。
とはいえ、「まるで英語国民のように話す」ことを目標にするのはちょっと無茶です。
その目標レベルをもっと現実的なものに置き換えると英語難民の気持ちはずーっとラクになります。
間違ったっていいじゃないか。
つっかえ、つっかえ時間がかかったっていいじゃないか。
恥かしいことなんかない、外国語で話しているんだから。
そういう気構えで再スタートすれば初級返上も可能だと思います。
みらい英語学校
代表 須釜高雄
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