ノーベル賞が決まった
また先週のじゃれマガについてです。
「今年のノーベル物理学賞は、青色LEDの業績を評価して、赤崎勇、天野浩、中村修二各氏に決まった」ということが書いてありましたが、どんな動詞で表していたでしょうか。
This year, the Nobel Prize in Physics has gone to Akasaki Isamu, Amano Hiroshi, and Nakamura Shuji for their work on blue LEDs.
答はご覧の通り、goでした。「人がもらった」と言ってもいいですが、「ノーベル賞が人に行った」とも言うわけですね。
「なぜhas goneなの?」という人もいるでしょうね。
goes to (○○さんに行きます)ということも可能です。新聞の見出しはこのタイプです。
went to (○○さんに行きました)ということも可能です。でも「すでに過去のこと」と、高揚感がありません。
has gone to には「驚き、新鮮さ、安心感…があるなあ」と思える日が、たくさんの英語を読み聞きすれば、きっと来ます。
::::: 今日の英語クイズ:::::
続きのお話です。
次の ( )には何が入るでしょうか。答は明日。
I told the credit card company about it, and they stopped my card ( ) away. (カード会社に話したらすぐにカードを止めてくれました)
昨日の答:昨日は ( )を設けるのを忘れました。(>_<)
“Akasaki Isamu”, “Amano Hiroshi”, “Nakamura Shuji” というように、英語で日本人の姓名をいうときに、「姓+名」の順序になっていることに注意してください。実は、現在、中学校で使われている英語の教科書も「姓+名」の順になっています。教科書の説明では、【日本人の姓名を英語で言ったり書いたりするときは、次の2とおりの表し方があります。①「姓・名」 Sayama Yuki ②「名・姓」 Yuki Sayama この教科書では①を使います。(開隆堂:Sunshine English Course 1…25ページ)】となっています。
日本人がノーベル物理賞を受賞したことは大変嬉しいことです。そして、ノーベル平和賞を受賞したパキスタンの高校生アララさんには大きな驚きと感動でした。彼女の力強いメッセージ「一人の子供、一人の教師、一冊の本、そして一本のペンから、世界を変えられる」このメッセージは決して忘れる事はできません。
ノーベル賞はEVでも話題になりました。
残念ながらアスマチの実力ではとても太刀打ちできない話題なのですが。
ノーベル賞受賞者は、みな立派な方々だと思いますが、
心のどこかに、ただ必死で生きている市井の人々だって十分尊いのに‥などと思う天邪鬼がいます。
Kawakami 先生の姓と名の順序の話、興味深いです。
国によって順序が違うのはややこしい話ですが、
それぞれの国の順序に準ずるのがやはり好ましいのでしょうね。
もう20年も前の話になりますが、カナダに住んでいるときに
どちらが姓か、と何人もの人から問われました。
英語にあわせる必要もなければ、強要されてもいなかったんですね。
クイズです。訳の「すぐに」を見落としてしまい、
悶々と一日過ごしました。われながらすごい執着心だと思います。
やっと答えが見つかり、ほっとしています。
right でしょうか?
これだから、アスマチ遠しいわけです。
姓名の順序は面倒な問題ですね。
ちょっと調べると、姓を先に言うのは次の国々らしいです。
日本、韓国、北朝鮮、中国、台湾、ハンガリー。
NHK国際ニュースでも欧米式に言っています。
それぞれ勝手に名乗っていては、その都度確かめなくては分らないことになりますね。
あなたはどう思いますか。
私は、英語で話す時は英語の習慣に基づいて名乗ります。
平和賞は、納得ですね。