わかっちゃいるけど
「長嶋は私が知る前の選手だからプレーする姿を見たことがない」という主旨の文、と昨日書きました。その英語が次です。
I never saw Nagashima play because he was before my time.
多読の考え方でいえば、英語は前へ前へと読み進むべきで、いちいち分析したり観賞したりすべきではない・・・のでしょうけど、私は長年の癖で、(日本語でも)よい文を見るとつい感心して、自分もこんなふうに書いてみたい、言ってみたい、と思います。
わかっちゃいるけどなかなかやめられません。
同じことを自分が言うとすれば、まずI’ve never seenと現在完了で言ったであろうところをいとも簡単に過去時制で言っています。
saw Nagashima playも知覚動詞が大活躍。
そして真打登場はhe was before my timeです。
nativeはこんな簡単に言えてしまいます。口惜しいけれど、しかたがありません。私たちは日本語の達人です。
昨日、Philip先生が “before my time” を使っていたのを聞いて感動!
知らなかった単語やフレーズが、何かをきっかけにある日突然聞こえてくる現象、経験のある方も多いはず。じゃれマガとこのブログ記事に感謝です。こうなると、早く自分でも使ってみたいです。
習った/覚えた/知った、とたんに聞こえる、とは誰もがいいますね。
意識しないで聞く、読む、も大事だけど、意識することも、それはそれで大事なんですね。