ところ変われば
先日のじゃれマガが下記のような英語で結ばれていました。
Japanese are much more reserved than Americans!
話の筋はこんな感じです。
テレビ番組で自動車メーカーの燃費競争を報じている。あるメーカーの開発陣がライバルの驚異的な燃費発表を受けて、短期間に大きな目標を達成しなくてはならなくなった。そして必死の努力の末・・・ギリギリで達成した。
その達成した瞬間の開発陣の様子を見ていたジャレルさんが驚いて上記英語で結んだのです。
もし米国だったら開発チームは全員躍り上がって喜びを表すだろうところ、日本ではチーフ格が1人ひとりに手を差し出して固く握手・・・それだけだったのです。
そこで、なんと日本人は米国人よりreservedなのだ!といいました。
reservedは「控え目だ」とか「慎み深い」というような意味ですが、ちょっと好奇心から英英辞書に当って、驚きました。
Someone who is reserved keeps their feelings hidden.とあります。「感情を隠す」です。
そして同意語には、uncommunicative(打ち解けない)、cautious(用心深い)、そしてshy、cold、などネガティブな語が並びます。(中にはネガとは言えないものもありますが)
慎み深いのは美徳と思っていたら、英語の世界では秘密主義だったり、恥かしがり屋だったり、いいイメージではないことを知りました。
(もちろんreservedには予約済みという意味もあります)