しなくていい
Listeningの練習方法として聞き流しをお勧めしました。
同じ教材を何度も何度も繰り返し聞くより、多様な教材(というより新鮮な、本物の放送の、易しいもの)をどんどん聞き流すことを勧めます・・・とお話しましたが。。。
「もう一度聞きたくなったら聞いてはいけませんか?」と質問する人が多いので、可笑しいような(失礼ながら)悲しいような気分になりました。
面白くもないものを「勉強だから」と聞かなくてもいいですよ・・・いくらでも面白いものはあるのですから・・・と言いたかったのでした。「聞かなくてもいいです」であって、「聞いてはいけません」ではありません。
聞き流している最中に「おや!この話は面白そうだ。しっかり聞きたい」と思ったら何度でも気のすむまで聞けばいいでしょう。「もう一度聞きたい、もっと聞きたい」というものに出会えたらこんな幸せなことはありません。
同じようなことが多読でもありました。多読三原則の1つ「辞書を引かない」についてです。
これは「いちいち辞書を引かなくていいですよ」であって、「辞書を引いてはいけません」ではありません。
実際、何度も出てくる不確かな単語を「・・・もう気になって仕方がない!辞書を引かずにいられない」と思って引いた時、その単語はスーッと腑に落ちていくことでしょう。
「わからない単語はすぐに辞書を引け」、「聞き取れなかったら何十回でも聞け」・・・などと私たちは教え込まれてきたと思います。その呪縛からなんとか解放されてほしいと思うあまり、私もつい「してはいけない」風に話していたのかもしれません。反省しきりです。
してはいけない(must not)と、しなくていい(not have to)を区別して、どうか楽しく多聴、多読をお楽しみください。
:::::: 今日の英語クイズ:::::::
( )に入る単語はなんでしょう。答は次号。
As is usual with cats, she ( ) me from the bush.
※こちらをうかがっていた(見ていた)
前号の文:As soon as she saw me, she ran into the bush.
※run toでは茂みまで行った感じ、茂みに逃げ込んだ感じが出ませんね。
しかし、不思議なもので、「勉強しなさい」と言われて
少しもする気にならなかったのと同じで、
「しなくていい」と言われると、
「そうはいかない、したほうがいいに決まってる」
とまあ、アスマチの根性も相当曲がっています。
聞き取れないのが残念でついついわからないところを何度か
聞いてしまいます。聞き取れれば、すっきり嬉しくなります。
クイズの答えは、watched でしょうか?
でも、どうしてこの猫、he ではなく、 she なんでしょう?
音読クラスでも話題になりました。この猫ちゃんが女の子だということだと思います。
辞書を引くのも何度も聞くのも「スッキリしたいから」です。至ってシンプルです。
知りたくて調べています。
「してはいけない」とも「しなくていい」とも、そんな時はあまり考えてないですね(^_^;)
クイズの答え…「watched」だと思います。
クイズの答え、自分はちょっとひねってstaredもピンと来たのですが、もし身近な単語に限定される場合、皆さんと同じwatchedになります。「見る」は他にlook,see, gaze, observe、「聞く」もlistenとhear, 「話す」もspeak, tell, talk, sayと言った様に、同じ意味でも状況の変わる単語はかなりありますよね。
watchの代表例には、watch TVとbird watching、それとwatch dog(番犬)などがありますね。動くものを目で追うとか、警戒する、という感じが強いですね。
stareもよく見る動詞ですが、辞書を当たるとlook at…for a long time、あるいはlook fixedly or vacantly…with eyes wide openともあります。さて、この場合に適当かどうか・・・読書量で判断するしかなさそうですね。
1日遅れでコメントします。
音源をいただいたので、いくつかのシーンで「聞き流し」てみました。
歯磨きの時は、電動を使うときは無理です。同じ理由で掃除機を使いながらもダメ。
モップ掛けは気持ちよく聴きながら、楽しく働けます。
河川敷でコスモスの種取をしながら聞くのもいい気分です。
でも、スコップで土を起こしながら聴くことは不可能です。
いずれにしても、ちょっと笑える話もあって、楽しみながら「聞き流し」ています。
早速聞き始め、ありがとうございます。
これからどんな風に展開するでしょうか。私も楽しみです。でもどうなることか予想がつきません。
なぜ猫をsheで受けるのか・・・スルーしてすみませんでした。
疑問にも思いませんでしたが、たしかに変ですね。
少し調べてみました.
私が推理した通り、ネット上には「無意識に猫にはshe、犬にはheを使ってしまうよ。自分だけではないと思うよ」という声が上がっていました。
http://forum.wordreference.com/threads/en-it-he-she-for-pets-cats-dogs-etc.82622/
でも辞書にはそのような記述はまったくありませんが。
先生、ありがとうございます。
そうなんです、なんとなくそのイメージで
いつも本を読んでいる自分にもびっくりします。
猫にはリボンかなんかが似合っていそうだし、
犬には番犬のようにりりしく守ってくれる男性イメージが拭えません。
「猫=she」…確かに不思議です。
フランス語には女性名詞と男性名詞があるので、猫は女性名詞なのかな?…と思って調べたら男性名詞でした。
ますます分からなくなりました(笑)。
永遠のキャラクター、キティちゃんは女の子ですものね。「she」でOKです!
というのが私の結論です。