あいまいな覚え方
もう10年以上も前、まだみらいで多読を始める前のことです。
EV参加者さんの中に大変な読書家がいました。それまで買って読んだたくさんの洋書を寄贈してくれました。
そんなにたくさんの本を読める人が、英単語の意味が話題になると「○○のような意味かしら・・・」などと「あいまい」な言い方をするのが当時の私にはとても不思議でした。
例えば、
malignant=悪性の
prolific=多産の
・・・のように単語は訳語と対で覚えているもの、という伝統的な考えに「まだ」染まっていた私には、そのあいまいな覚え方がただただ不思議でした。そんなあいまいなことで本が読めるのだろうか…と。
それから10年以上が経ち、その間に多読に傾倒し、BBカード思想に大きく目を開かれて、いまではその頃不思議に思ったことのほうが不思議なくらいです。
昔の私は、知っている英語と知らない英語の間にはハッキリと線が引けました。
今は、知っている英語と知らない英語のあいだにグレーのゾーンが大きく横たわります。だいたい分かるけど「意味は?」と問われたらハッキリ言えない、あるいはその時々で訳語は変わるから「ひと言では言えない」。。
上の例のように英語と日本語を対にして覚えているせいで、かえって文意が掴めない様子を、生徒さんと読み合せているとしょっちゅう見かけます。
::::::今日のじゃれマガ クイズ:::::::
ボルト選手の挑戦についてなにが課題だといっていますか?
<前回の問題>
筆者は新成人に何をするよう言っていますか?
<前回の答>
「自由に過ごせる今を満喫し、責任ある大人になって欲しい」だと思います。
というK-mamaさん正解ありがとうございます。
※今日のじゃれマガはこちら(クリック)
クイズの答え…「ボルト選手が30歳を過ぎている事と、早く走れてもサッカーボールを蹴るのは別の問題である事が課題」だと思います。