「男はつらいよ」の英訳

カントリーの名曲に”Stand By Your Man”という歌があります。Tammy Wynetteという女性シンガー・ソングライターが歌いました。(若くして亡くなりました)

ジョン・レノンがカバーした Stand By Me も超有名ですが、「stand by 人」は「人に寄り添って立つ」から発展して「人を支える」というイメージになります。

ですから Stand by your man は「あなたの彼を支えなさい」ということです。この歌を発表した1970年代初頭、Tammyへの風当たりは半端でなかったそうです。さて・・・本題に移りましょう。

この歌は Sometimes it’s hard to be a woman と歌い出します。「女であることはときどき苦しい/時として辛い」等々いろいろな訳が可能ですが、「女って大変」と訳すこともできます。

この英語ではsometimesが効いています。このsometimesが無ければ深刻すぎて聞く方も辛いでしょう。sometimesは「ときどき」という意味以上の働きをしています。

寅さんの映画「男はつらいよ」も、「男はつらい」だったらあんなにヒットしなかったかも。。

「男はつらいよ」を英訳するなら Sometimes it’s hard to be a man だと私は思っています。

 

 

::::: 今日の英語クイズ:::::
昨日からの続きです。
次の (  )には何が入るでしょうか。答は明日。
When I went to the Department of Motor Vehicles last Thursday, I noticed that the New Hampshire license is different (  ) my Japanese driver’s license. (先週木曜日に担当部署に行くと、ニューハンプシャー州の運転免許証は日本のと違うことに気付きました)

昨日の答:renew

 

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「男はつらいよ」の英訳” に対して1件のコメントがあります。

  1. アスマチ より:

    どうしてStand by your man「あなたの彼を支えなさい」を発表した1970年代初頭、Tammyへの風当たりは半端でなかったのでしょう? 興味津々です。当たり前だと思いますが。
    男も女もつらいんですね?
    そうか、生きるって大変なことだったんですね。

    クイズですが、from でいいのでしょうか?
    素直すぎて、罠にはまったかしら?

  2. sugama より:

    アスマチさん、70年代は市民運動が燃え盛りました。
    人種差別反対、女性差別反対・・・
    この歌は、「女性は男性を支えるのが当然」という伝統的価値観を助長していると、運動家から非難を浴びました。

  3. アスマチ より:

    ヒェー!
    アスマチに言わせれば、男を支えるだけ女が力をもてば、
    結構なことではないかと。
    さすが欧米では、そこまで進んでいるのかと、感心したのに。
    少なくとも70年代、アスマチの周りに男を支える女はいませんでした。男に保護される女はいっぱいいましたが。
    たんなる言葉の綾でしょうか?

    でも、今はどちらかがどちらかを支えるのは、やはりおかしいと思います。互に支え合えるのがいちばんですね。

  4. sugama より:

    いま朝ドラ「マッサン」で、女性は家を守るのが仕事、という昔の考え方と闘っていますね。
    米国でもたかだか40年前は似たような社会通念がありました。

    女が男を支えると書いたのはそういうことです。
    うまく書けなくて恐縮です。

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