多読クラスをお薦めする理由は大きく次の3つです。
1.結局多読が最強の英語習得法、とは
私自身は40歳から10数年間夢中になって英語勉強に励みました。NHKラジオ講座を全部覚えてしまおうとの意気込みで取り組みました。少しでも早く身に付けようと一時は3つの講座をかけ持ちしました。毎日テープに自動録音して、耳で聞き、シャドーイングし、訳文から英語を再現し・・・それは必死でした。
多読という勉強法は書店で見かけていましたが、「多読というくらいだから真面目な勉強家が辞書を引き引き大量の本を読むのだろう…ご苦労さんなことだ」ぐらいに思っていました。60歳のころに縁があって、多読が実際どういうものか教えられました。そして試してみました。
1ヵ月もすると効果が現れはじめました。英語が英語のまま、頭ではなく心で解るのを感じました。それまでは頭のどこかで無意識に翻訳をしていたのが、翻訳しないようになると、まるで無重力で身体がフワッと浮いたような気がしました。
英語のまま理解できると、よく覚えられるようになりました・・・60歳を過ぎても・・・そして70を過ぎた今でも。
40代のあの猛勉強とのコスパの違いに驚きました。こんな素晴らしい英語習得法、やらない手はありませんね。
2.誰でもどこでも多読ができる時代になった、とは
多読というのは次のような方法です。
・辞書を引かずに読む
・訳さないで読む
・わからない文は飛ばす、わからない章も飛ばす
・面白くなければやめて別の本に移る
でも、以上のような方法で読書をするには、
・易しく面白い本が大量に必要です
・人によって興味、趣味が違うので多彩な蔵書が必要です
そのため、多読を実践するには身近に大量の蔵書が必要だという厳しい条件がありました。誰でもどこでもできる方法ではありませんでした。 私の教室では千数百冊の蔵書を備えました。 (その後2019年に教室は閉めオンライン教室に移行しました)
ところが、数年前からインターネット空間に無数の多読教材が提供されるようになりました・・・しかも無料で。ネットを開くと様々な物語が読め、音声も聴くことができます。 数年前までは1冊数百円で買わなければならなかった本が今や無料で音声付きです。
ネット上の教材ですから、いつでもどこでも読めて聞けます。今ほど多読を実践しやすい時代はありません。
こんな素晴らしい英語習得法、やらない手はありませんね。
3.ただし始めるには良いコーチが必要です
最強の習得法である多読を誰でもいつでもどこでもやれる環境が整いました。
ただし、注意点がいくつかあります。
・ネット上の無料の素材ですからチェックは甘くミスも多々あります。
・無数にあり過ぎ、どれが自分に適しているのか探していると時間がいくらあっても足りません。
・多読の基本原則に沿って第一歩から練習していくのは独りではなかなか容易ではありません。多くの人は長年真面目に細かく読む癖がついているのでなおさらです。
そこで最初は適切な指導(コーチング)が必要です。
せっかくの無料で無尽蔵のネット教材ですが、それを利用するには少しのあいだ助走期間が必要になります。
みらい多読クラブでは、
1日30分間の英語読書をお奨めしています。易しくて面白い物語のみを選んで提供するので、おまかせでお楽しみください。
今まで何年も、あるいは何十年も費してきた方は1年くらい多読にかけてみてもいいのではありませんか。1年後、見違えるあなたになっていることでしょう。